【贅沢病】 痛風について 【プリン体】
ちゃす、たけのこです。
よく痛風は贅沢病と言われますがなぜ贅沢をすると痛風になるのか。また、そもそも痛風とはどんな病気なのか、どんなことを気を付けていけばいいのかを書いていきたいと思います。
1.痛風とは
痛風とは体内でのプリン体が増えたり、腎臓での尿酸の排せつ量が減ってしまうことにより、血液中の尿酸の量が増えていき、尿酸値が7.0mg/dLを超えると痛風発作が起きる前段階の高尿酸血症と診断され、関節の中で尿酸の結晶ができはじめます。さらに高値となり時間が経過していくと身体にたまった尿酸がどんどん大きな結晶となり、足の親指の付け根などに激しい関節炎を伴う病気です。高尿酸血症のみでは自覚症状がないため放置してしまいがちですが、放置すると痛風発作による激しい関節痛を繰り返し、体の色々な部位に結節が出来てしまったり、腎臓にも負担をかけてしまいます。
また、痛風発作や高尿酸血症を認める場合、そうでない人と比較して脳卒中や心筋梗塞のリスクが高くなることも分かっているめちゃめちゃ怖い病気です。
2.贅沢病と言われるのはなぜ?
尿酸とは,プリン体が体内で分解されてできる燃えカスです。プリン体は運動したり臓器を動かしたりするためのエネルギー物質で,常に体内で作られています。また,私たちの細胞には遺伝情報を伝える役割を持つ核酸という物質がありますが,核酸の構成成分もプリン体ですので古くなった細胞を分解する新陳代謝の過程でこの核酸からプリン体が出てきます。プリン体は細胞の中にあるものですから,動物・植物いずれの食品からも体内に入ります。これらのプリン体は主に肝臓で分解され尿酸となり,一時的に体内に溜め込まれた後,尿や便として排泄されます。ということは、遺伝情報を多く含む食べ物を摂取することでプリン体をたくさん身体に取り込むことになります。
暴飲暴食はもちろんダメなのですが、中でも魚卵のような小さくても遺伝情報がたくさん集まっているものなんかはプリン体を多く含んだ食品といえます。ex いくら、数の子、たらこ等
ビールに含まれているホップ(大麦麦芽)にも多く含まれており、更にアルコールには尿酸値を直接上げてしまう作用もあるのでビールはかなり危険な飲み物ですね。
他には、レバーやモツなどの臓物系なんかもかなりの量のプリン体が含まれています。
また、運動を行い発汗を促したり、尿量を増やすことで尿酸の排出量も増やすことができるので水分摂取量を多くすることも重要です。しかし、アルコールはもちろん、糖分の多いジュースなどはこれには該当しないので注意です。
注意しなければいけないものを上に上げたのですが何か共通点がないですか?
それは、居酒屋や飲み屋にあるものには注意が必要ということです。
ビールを飲みながらおつまみを食べる。こんな日常を続けていたら・・・
3.まとめ
痛風の怖さやどのようなことに気を付けなければいけないかを簡単に書いていきましたが、皆さんは自分に当てはまることはありましたか?
最後に注意点をもう一度おさらいしていきます。
・食べ過ぎない
・プリン体を取りすぎない
・アルコールはほどほどに
・運動を習慣的に行う
・水分をたくさん飲んで尿量を増やす
上記の5つを注意し、風が吹くだけでも痛いと言われている痛風にならないよう注意していきましょう。