たけのこらむ~管理栄養士から見た本当の栄養学~

テレビだけでなくいろいろなメディアを通して様々な情報があふれている昨今、健康についても例外ではありません。時代の流れを考えフリーランスへ転身した男性管理栄養士の目線で書く騙されない本当の栄養学をコラム形式で紹介していきます。

【食物繊維】 なぜ先にサラダを食べる? 【血糖値】

ちゃす、たけのこです。

 

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ご飯を食べるときに先にサラダを食べるとダイエットになる!なんてことを聞いたことがある方や、実際に実践している方も多いのかなと思います。

では、なぜ先にサラダを食べるとダイエットになるか理由を説明していきたいなと思います。

食事の始めに、サラダなどの野菜に含まれている食物繊維を先に摂取することで、血糖値の急激な上昇を防ぎ、インスリンの作用による糖の吸収を穏やかにすることができます。
他にも、生野菜のサラダってよく噛まなければうまく飲みこむことができない為、満腹中枢を刺激し満腹感を先に得ることができる為、食べ過ぎを防ぐ効果も期待できます。

 

空腹時、健康な方は血糖値が低い状態

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食事により血糖値が急激に上がる

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炭水化物(ごはん等)による急な血糖値の上昇を抑えるために
すい臓から「インスリン」が分泌される

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インスリンは血糖値を下げる代わりに脂肪を

体内に蓄えやすくする働きがある

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『血糖値の急激な上昇→インスリンが大量に分泌される』という食生活を続けていると、脂肪を蓄えやすい体質になってしまう

 

上記で記したような流れを防ぐためにも、生野菜サラダを食前に食べることで血糖値の上昇を穏やかにし、太りにくい体質を手に入れることができます。

そのほかにも、血糖値の安定化は糖尿病予防にも繋がるので、日ごろから料理の食べる順番を気にするだけで、健康で活力のある生活を送ることができるので、今まで気にしてこなかった方も是非明日から気にしてみてはいかがでしょうか?