たけのこらむ~管理栄養士から見た本当の栄養学~

テレビだけでなくいろいろなメディアを通して様々な情報があふれている昨今、健康についても例外ではありません。時代の流れを考えフリーランスへ転身した男性管理栄養士の目線で書く騙されない本当の栄養学をコラム形式で紹介していきます。

【黒い】 タピオカについて 【真珠】

ちゃす、たけのこです。

タピオカっておいしいですよね !

流行っている理由もうなずけるのですが、タピオカって実はお芋なのを知っていますか?

今日はタピオカについていくつか書いていきたいと思います。

 

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 1.タピオカの原材料について

 

冒頭でも書いた通り、実はタピオカの原材料はキャッサバ という芋の一種なのです。タピオカのやわらかくもっちりした食感から、タピオカはゼリーや寒天、お餅などと同じような原料でつくられていると思ってる方も多かったのではないのでしょうか?

 

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2.タピオカの栄養価やエネルギーについて

 

タピオカに多く含まれている栄養価というと、実はあまり有用な栄養成分は含まれてはいないのです。しいて言えば、サツマイモなどと同様に芋科の食べ物なので、カリウム食物繊維を多く含んでいます。

 

また、ヘルシーなイメージのあるタピオカですがお芋が原料の食べ物なので意外にハイカロリーな食べ物でもあるのです。

 

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タピオカ100g当たり、なんと約260kcalものエネルギーが含まれています。って言われてもなかなかピンとこないですよね。これはお茶碗一杯のご飯(160g)とほぼ同じくらいのエネルギー量なんです。

 

3.一緒に飲むものといえば?

 

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そう、ミルクティーなどが主流ですよね!

それにも少し問題があって、だいたいのお店のミルクティー等の飲み物は、砂糖が多量に含まれており、かなり甘めに調整されていることが多いのです。これはなんでかというと、人間の味覚には冷たいものの甘みを感じにくいという特性があります。

 

例えば、カチカチに凍っているアイスを食べているときは甘さもちょうどよくおいしいのに、溶けてぬるくなると甘すぎて食べられないなんて経験ありませんか?

 

これは飲み物でも一緒で、冷たいタピオカミルクティーでは甘さを感じやすくするため砂糖が多量に使用されていると考えて間違いないでしょう。

 

4.まとめ

 

大人気のタピオカ!その正体は何か知っていますか?

 

ヘルシーなイメージが強く若者を中心に大人気のタピオカですが、

お店によってミルクティーやタピオカの量、甘さなどは異なるものの総じてハイカロリーであり、栄養学から見ても、有用な効能なども特にないのです。

 

ケーキや、パフェなどと比較し脂質の含有量は少ないですが、材料のほとんどが糖質由来の為、毎日飲まれている方は血糖値が下がりにくい体質になり、糖尿病になる恐れも考えられるため注意が必要です。

 

そうは言ってもおいしいタピオカなので、たまに自分へのご褒美として飲まれるなど、用法容量を守った適度な摂取を心がけていきましょう!!